いのちの学校とは
この数年、様々な被災地支援でボランティアの若者たちに出会ってきた。皆真摯に困っている人々の役に立ちたいと汗をかいていた。
その彼らと交流していて感ずるところがあった。若い彼らが経験不足であることは致し方ない。精一杯立ち働いている彼らのなまみの感性、なまみの智慧が開かれていないことが気になった。そのことが、被災者との交流に円滑を欠いたり、時には思わぬ事故(二次災害)に繋がったりという事例をしばしば見てきた。
彼ら次世代の人々が生きて行くこれからの時代は、地球温暖化による災害の多発、今回のコロナ・ウィルス感染より更に深刻かつ大規模なパンデミック、気候変化による更なる難民の増加と、様々な生存条件の厳しさが現在とは比較にならぬほど『重症化』すると思われる。
そうした社会状況、環境の中、共に生き延びていく智慧、なまみの感性を次世代の人々に身につけてもらいたい。そう切実に思い至った。
元来、樹林気功を提唱し、これまでやって来たことも、各々のなまみの感性を拓く道筋を示すことであったが、その修得自体が目的となりがちな、様々なノウハウやスキルは省略し、ただシンプルに化樹の行を自得なさって下さいと伝えてきた。私自身も、私の先達たちもその様にして自得して来た道だからである。
しかし、その自得に至るまでの長い修練、積み重ね、試行錯誤の時間を経なければならない。一方、次世代の人々が迎える様々な困難は、今や加速度を増して迫りつつある感がある。これまでの様に長い時間をかけての修練・自得を待つのではもはや遅過ぎる。
これまで敢えて出来る限り示さなかったノウハウ・スキルを詳しく、系統的に即実践に生かせるように、次世代に伝え共に研鑽、深化して行く事を決心した。
その共に学び、研鑽する場が『いのちの学校』である。
*いのちの学校に参加ご希望の方、ご興味のある方は、下記アドレス宛お問い合わせください。
jusennoyouseijuku.off@gmail.com
樹遷の養生塾事務局 『いのちの学校』係