2022.02.02 13:13杜のまなざし(49) ~春待つ心~ 特別支援学校の生徒たちの書初めを見る機会があった。「春待つ心」~殆どの生徒が、多分教師から示されたお手本によって書いたのであろう同じ文言の書を書いている中で、唯一人「春待つ心」と書いていた。中学三年生のその女の子は、どんな春を待っているのだろう。どんな希望や夢や不安を抱いて春を待っているのだろう。どんな人生の旅路がこの子を...
2022.01.05 22:43杜のまなざし(48)~迎春~ 明けましておめでとうございます。旧年中は、コロナ禍にも関わらず、いのちの学校実現に多くの方の共感を頂き心より御礼申し上げます。新たな年、コロナ感染の沈静化を願いつつ、状況が許せば、いのちの学校の開催回数を増やし、また4泊5日や5泊6日のサマースクールも実現できればと念じています。 この新たな年、昨年12月にいのちの学校藤野で言...
2021.12.21 13:10杜のまなざし(47)~冬至の候の集い~ 冬至も間近の去る17,18日、今年最後のいのちの学校が、旧甲州街道沿いの藤野、日連れ山系の山懐で行われた。今年三月より始まったいのちの学校、コロナ禍の中、中止に追い込まれたり、参加者集めに苦心惨憺と、練成会も含めると、よくも6回の集いを重ねることが出来た。そこには、共感をもって智慧を集め、実現に向け工夫を凝らした若者た...
2021.09.26 00:42杜のまなざし(46) ~”物語ること”②~ 科学においては、事実の発見とその事実の証明が、またその第三者による再現性が重視され、それによって近代科学は成り立ってきた。しかし、こうした科学的思考は、事実求是という事をあらゆる価値観にも錦の御旗として持ち込んでしまった。こうした擬科学主義的論理は、現代社会から”物語る”ことの豊かさ、それを許容、享受する寛容さを失...
2021.06.22 04:18樹遷の養生塾事務局お知らせ2021/6/21コロナ禍のなかなか収まりを見せぬ中、皆様いかがお過ごしでしょうか。樹遷先生の多岐に渡るご活動のお手伝いを、せめてそのご日程調整のお手伝いをと勝手連的に集まって樹遷先生の応援団を自認しております樹遷の養生塾事務局ですが、そのメンバーが今般のコロナ禍対応で要請を受け、全て不在することとなり、事務局をこのコロナ禍の状況の収束す...
2021.06.20 13:19杜のまなざし(45) ~木霊~ 今回、福井で開かれたいのちの学校に、その後参加者から様々な木霊が響いて来た。その中に、助講を勤めて下さった樹伯さんからの一文があった。30年前、彼も今回参加した多くの若者と同年齢であった。樹伯さんの魂の響き、全文そのままにここに掲載させて頂く。 樹遷記