2022.02.27 03:05杜のまなざし(52)~クリニコス~ 「にいさん、”クリニコス“って識ってるかい?」 その日、初めて会った二十代の路上生活者の「物語り」を、朝から昼近くまで、とつおいつ語るのに耳を傾けていた。ぽつりぽつりと語られた青年の「物語り」がようやくひと段落し青年が立ち去った時、近くの段ボールで囲われた毛布の中から、モソモソと“道傍の哲学者”がはい出して来た。 「ギリシ...
2021.08.05 13:05『いのちの学校~北陸の杜にて』 コロナ禍の中で産声を上げた『いのちの学校』、その第一囘から典座さんとして、伝え手として参加して下さった樹恩さんから感想文が送られて来た。 思い返せば、樹恩さんと出合ったのは早30年も以前。樹恩さんも、今回いのちの学校立ち上げを共にして下さった20代の青年たちと同じ年頃だった。全国各地の森を共に歩き巡り、屋久島で共同生活もした。 30年後...
2021.06.22 04:18樹遷の養生塾事務局お知らせ2021/6/21コロナ禍のなかなか収まりを見せぬ中、皆様いかがお過ごしでしょうか。樹遷先生の多岐に渡るご活動のお手伝いを、せめてそのご日程調整のお手伝いをと勝手連的に集まって樹遷先生の応援団を自認しております樹遷の養生塾事務局ですが、そのメンバーが今般のコロナ禍対応で要請を受け、全て不在することとなり、事務局をこのコロナ禍の状況の収束す...
2021.06.20 13:19杜のまなざし(45) ~木霊~ 今回、福井で開かれたいのちの学校に、その後参加者から様々な木霊が響いて来た。その中に、助講を勤めて下さった樹伯さんからの一文があった。30年前、彼も今回参加した多くの若者と同年齢であった。樹伯さんの魂の響き、全文そのままにここに掲載させて頂く。 樹遷記